会計ソフト選び
はじめに：確定申告のストレスを減らしたいフリーランスへ
フリーランスとして働いていると、避けて通れないのが確定申告。
「本業に集中したいのに、経理に追われて時間がなくなる…」そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
私自身も開業当初はエクセルで帳簿をつけていましたが、領収書整理や仕訳の入力で休日がつぶれることもありました。ところが、クラウド会計ソフトを導入してからは、銀行口座やクレジットカードと自動連携し、経費や売上が自動で仕訳されるように。確定申告の負担が大幅に減り、本業に使える時間が増えました。
この記事では、フリーランスにおすすめの会計ソフト3つ（マネーフォワード・弥生・freee） を比較し、それぞれの特徴や選び方を紹介します。途中には、私がWebデザイナーとして実際に使って感じたポイントも交えていきます。
フリーランスに会計ソフトが必要な理由
1. 時間の節約
銀行やクレジットカードを連携することで、自動で入出金明細を取得。経費や売上が仕訳されるので、毎日の手入力が不要になります。
2. ミスを防げる
AIが勘定科目を提案してくれるため、入力間違いや仕訳漏れが減ります。特に確定申告直前の慌てミスが激減。
3. 制度対応も安心
電子帳簿保存法やインボイス制度など、制度改正が続く中で手作業管理は限界があります。クラウド会計ソフトなら最新の制度に即対応可能。
👉 Webデザイナーの場合
AdobeやFigmaのサブスク代、フォント購入費用、素材サイト利用料なども自動で経費仕訳されるので、経理のストレスが大きく減ります。
会計ソフトを選ぶときのチェックポイント
- 料金プラン：副業から専業まで、必要な機能と料金のバランスを確認
- 操作のしやすさ：会計知識がなくても直感的に入力できるか
- 銀行・クレカとの連携：日常的に使う金融機関やカードが対応しているか要チェック
- サポート体制：困ったときにチャットや電話で質問できるか。初心者ほど重要
フリーランスにおすすめの会計ソフト3選
① マネーフォワード クラウド会計【一番のおすすめ】
マネーフォワード クラウド会計は、特にフリーランスと相性の良いソフトです。
- 2,000以上の金融機関やサービスと連携可能
- 銀行・クレカ明細を自動取得＆AIが仕訳提案
- 請求書発行サービスとの連携で「請求 → 入金 → 仕訳」がシームレス
- スマホアプリが使いやすく、外出先でも経費入力可能
👉 Webデザイナー視点
クライアントへ請求書を発行 → 入金されたら自動で帳簿に反映。
Adobeやフォント代などの定期支払いも自動仕訳されるので、経理作業にほとんど時間を取られません。
② 弥生のクラウドソフト【コスパと安心感】
会計ソフトの老舗ブランド「弥生」。クラウド版では初心者に優しいサポート体制が魅力です。
- 初年度無料キャンペーンあり
- 会計ソフトの定番で、安心感と実績がある
- 電話サポート対応 → 人に聞きながら進めたい人に最適
- インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応済み
👉 Webデザイナー視点
初めての青色申告で不安なとき、電話で操作を確認できたのが安心材料に。サポート重視派にはおすすめです。
③ freee（フリー）【会計初心者にやさしい】
freeeは、会計知識がゼロでも申告書を作れるのが大きな特徴。
- ステップ形式で質問に答えるだけで確定申告書が完成
- 複式簿記を意識せずに入力可能
- 利用者が多く、情報や解説記事が見つけやすい
ただしUIに独自ルールがあるため、慣れるまでに時間がかかる人もいます。
💰 料金比較（2025年版）
※2025年時点の公式情報をもとに作成。料金は税抜表示。年払いの方が割安です。
| ソフト | プラン | 年払い料金 | 月払い料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド会計 | パーソナルミニ | 10,800円／年（＝月900円） | 1,280円／月 | 基本機能を低コストで。副業・小規模向け。 |
| パーソナル | 15,360円／年（＝月1,280円） | 1,480円／月 | 請求書発行やレポート機能を含む人気プラン。 | |
| パーソナルプラス | 35,760円／年（＝月2,980円） | — | 電話サポート付き。安心重視派におすすめ。 | |
| 弥生（やよい）オンライン | 白色申告オンライン | 0円（ずっと無料） | — | 白色申告だけなら無料。副業向け。 |
| 青色申告オンライン（セルフ） | 11,330円／年 | — | 初年度無料キャンペーンあり。 | |
| ベーシック | 18,975円／年 | — | 電話サポート付きで安心。 | |
| トータル | 33,000円／年 | — | サポート・機能をフル活用可能。 | |
| freee（フリー） | スターター | 11,760円／年（＝月980円） | 1,180円／月 | 会計初心者でも扱いやすい。 |
| スタンダード | 23,760円／年（＝月1,980円） | 2,380円／月 | 自動仕訳・消費税申告対応。 | |
| プレミアム | 39,792円／年（＝月3,316円） | — | 電話サポート・補償付きの上位プラン。 |
🔎 補助金についての注意点
一部の会計ソフトは「IT導入補助金」の対象になっており、導入費用の一部を国が負担してくれる仕組みがあります。補助金を活用できれば、年額プランの半分程度で導入できるケースもあります。
ただし、すべてのフリーランスが利用できるわけではありません。
- 開業届を出していて事業収益があること
- 青色申告をしていること
- 審査に通過する必要があること
- 対象は特定プラン（法人向けや高額プランなど）に限られる
そのため、デザイナーやライターなど個人で活動するフリーランスの多くは、通常プランを選ぶのが現実的です。
補助金が使える方はさらにお得になりますが、まずは通常プランで十分安心して始められます。
利用シーン別おすすめ
- 効率を重視したい → マネーフォワード → 銀行・カード連携で仕訳が自動化。制作に時間を回せる。
- コストを抑えたい → 弥生 → 初年度無料、白色申告ならずっと無料。
- 会計知識ゼロから始めたい → freee → 質問に答えるだけで申告書が完成。
導入の流れと使い始めのコツ
- 無料体験に登録
- 銀行口座・クレジットカードを連携
- レシートをスマホアプリで撮影して取り込み
- よく使う仕訳ルールを登録して自動化
- 年度末はe-Tax連携でそのまま申告
👉 ポイント
最初に「仕訳ルール」を設定しておくと、自動仕訳の精度がどんどん上がります。
まとめ｜まずは無料で試してみよう
フリーランスにとって、会計ソフトは「確定申告をラクにする必須ツール」です。
特にデザインやライティングなどクリエイティブ業種は、経理に時間を奪われると本業のパフォーマンスが落ちてしまいます。
- 効率重視 → マネーフォワード
- コスト重視 → 弥生
- 初心者安心 → freee
まずは無料体験で、自分に合うソフトを試してみるのが一番です。
👉 今すぐ試してみる：
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